偏官・正官

10個の通変星には、「喜神」と、「忌神」で意味が違います。四柱推命では10個の通変星それぞれに喜神(きしん)、忌神(いむかみ)があり、同じ通変星の人でもそれが喜神か忌神かによって、性格やその運勢が違ってきます。

偏官が喜神の場合

官とは元々「男性」の意味で、警察官や軍の関連があり、現在は職業との意味もあります。中国では昔から文官と武官があり、文官(正官)を青龍、武官(偏官)を白虎と見ます。偏官のほうが面倒見がよい印象があり、正義感も強いです。正義感が強く、我慢強く、行動力もありますし、行動力もあります。

偏官が忌神の場合

喜神の偏官と似ていますが、我慢強さが、「ヤセ我慢」となり、負けず嫌いです。強情になってしまったり、反発心が強いので、敵をつくりやすいです。強がりで、無理に自分を強く見せては自分でストレスをため込んでしまいがちです。大運や年運をよく理解して、結婚相手を上手く選べば、凶作用は減ります。

正財が喜神の場合

正官が喜神の場合、よく仕事運が良い、家庭運が良いと言われています。まじめな性格の持ち主で、責任感が強く努力家が多く、人望も高いです。出世運もあり、特に女性は家庭運が良いでしょう。気を付けなければいけないのは、まじめすぎて周囲に煙たがられることです。

正財が忌神の場合

喜神の正官と似ていますが、残念ながら正財が忌神の場合自分を刻す悪い面が出やすいです。忌神の正官が強いと、自信を持てず、引っ込み思案で言いたいことがなかなか言えません。我慢しすぎて、辛い思いをしやすく、辛さを言えずに悩み、大事なチャンスを逃しがちです。その為、出世のチャンスを逃したり、損することも多いです。女性に対しては、夫の星である為、結婚相手が頼りのない人だったり、結婚運も悪いでしょう。八字の命式と巡って来る大運と流念運をよく理解しておくと、凶作用は減ります。