食神・傷官

10個の通変星には、「喜神」と、「忌神」で意味が違います。四柱推命では10個の通変星それぞれに喜神(きしん)、忌神(いむかみ)があり、同じ通変星の人でもそれが喜神か忌神かによって、性格やその運勢が違ってきます。

食神が喜神の場合

食神が喜神の人は、世話好き、話し好き、ファッションセンスがあります。
可愛い印象で年齢よりも若く見られることも多く、
年上の異性に好かれたりします。
面白いことを言っては人を笑わせたり、明るい性格の持ち主でもあります。
食神のいいところが出て愛想もよいので、
異性に勘違いされてしまがちですが、あまり敵は作りません。
人に夢を与える仕事に向いています。

食神が忌神の場合

ほとんど、喜神の食神と似ていますが、
少し飽き性です。束縛が嫌いで自由を求めます。
夢や願望を言うだけで、なかなか行動にできなかったり、
最初だけで最初は頑張るが、期待を持たせては忘れてしまったりして、
迷惑をかけることもあります。なにことも長が続きしなのが特徴です。
食神の性質なので、人は悪くないのですが、よかれと思ってしたことが
余計なお世話だったり、依存心が強くて、責任感が足りさせん。
克服するには、幼いころから厳しく躾ける必要があります。
特に女性は遊びに夢中になりがちで、
結婚生活がうまく続かないこともありますので注意が必要です。
忌神の食神を抑える星があれば凶作用は和らぎます。

傷官が喜神の場合

食神がのんびりでマイペースなのに対して、
喜神傷官には独特のこだわりがあり、
功名心や目立ちたい部分もあり表現力に優れています。
世話好き、お付き合いが上手で、食神よりクールな面があり、
言葉もはっきりストレートで、相手が間違っていると
目上であっても恐れず批判することも多いです。
喜神の傷官の場合は、あまり心配はいりません。
ただし環境は自由なほうがよく、自営業、自由業がいいでしょう。

傷官が忌神の場合

喜神の傷官と似ていますが、自分の価値観で判断してしまうところがあり、
良かれと思ってしたことが的外れであったり、
正義感が強いために、つい言い過ぎてしまうところがあります。
頭はいいのですが、独特の価値観が人に理解されなかったり、
マイペースの為、集団生活が苦手だったりうまく行かなかったりします。
男女ともに、結婚生活を円満に送るには努力が必要で、
すれ違いが返って、うまくいったりします。
「傷官は恋愛運や結婚運が悪い」と言われていますが、
自分のよくないところを認め、自分に合った環境を作れば凶作用は和らげるでしょう。