偏財・正財

10個の通変星には、「喜神」と、「忌神」で意味が違います。四柱推命では10個の通変星それぞれに喜神(きしん)、忌神(いむかみ)があり、同じ通変星の人でもそれが喜神か忌神かによって、性格やその運勢が違ってきます。

偏財が喜神の場合

偏財は「商売の星 社交の星」とも言われますが、喜神の場合は、商売運もあり、社交的で正財より華やかなのが印象的です。話し方も上手く、男性は女性に人気が高く、女性を相手とする職業で成功するケースもよくあります。お金が入ってくるので、服装や持ち物、住居にこだわる人も多く、流行りに敏感で、ファッション関連仕事に向いています。喜神の性質が強い場合は、愛想もよく、サービス業や芸能界にも向いています。

偏財が忌神の場合

忌神ですから財星の悪い面が出てきます。お金に対して執着心が強く、物事に完璧さを求めがち。 ものごとを悪いほうに考えて、気にしすぎることに注意が必要です。金運は良くありません。ただし、忌神でも財星自体が強くなければ、凶意は抑えられます。忌神の偏財が強い男性は、女好きで浮気性でもあります。どちらにもいい顔をしていたいために、周囲の目が気になり過ぎてしまいがちです。

正財が喜神の場合

几帳面な人が多く、まじめです。喜神ですから財運はあります。男性なら女性にモテます。女性に対しての扱いも上手です。喜神の正財が強いと、社交性や統率力にも優れ、女性は良妻賢母タイプが多いです。 喜神の正財でも命式上条件が揃わなければ財運がいいとは言えません。

正財が忌神の場合

忌神の正財は残念ながら財運はありません。巡って来る運気によって、一時的に大金を手にすることもありますが、ムダ使いをしてしまい、結局、何も残らず苦労することもよくあります。 財運があまりないのに対してお金には執着します。