偏印・印綬

10個の通変星には、「喜神」と、「忌神」で意味が違います。四柱推命では10個の通変星それぞれに喜神(きしん)、忌神(いむかみ)があり、同じ通変星の人でもそれが喜神か忌神かによって、性格やその運勢が違ってきます。

偏印が喜神の場合

性格は喜神の印綬と似て、アイディアに溢れ、自由な発想ができます。頭の回転が速く、アイディアや発送等常に進化しますので、組織のルール等による束縛を嫌い、自由を好みます。個性を生かせる環境があれば成功します。

偏印が忌神の場合

性格は 「忌神の印綬」と似ていて、印星の悪い面がでます。偏印が忌神で、女性の場合、子供の星剋しますから、親子関係が悪いでしょう。自分では何もせず、他人を利用しようとする面が強く、敬遠されることもあります。プライドが高く、批判的で人を見下し、学歴や地位で人を判断したりして敬遠されたりします。仕事はできますが、部下や他人を思いやることができないので人望がなかったりします。忌神の偏印が強いと、女性の場合、夫のエネルギーをもらうので、夫婦関係が悪くなったりします。

印綬が喜神の場合

印綬は学問の星、名誉の星です。印綬が喜神ですと勉強はよくできます。頭の回転もよく、理解力も早く、専門的知識や、高度な学力を必要とする仕事にむいています。経営者は、指示を出したり、管理するタイプとなります。リーダーに向いていて、人を動かすのがうまく、思考も理論的です。頭がよいので、なかなか他人の気持ちが理解できないこともあり、どちらかというと、自分と同じタイプの人と一緒になる方が気が楽でしょう。

印綬が忌神の場合

人の良い面より悪い面が先に目についてしまい、攻撃してしまうので、孤独になりがちです。頭の良さが「ずる賢い」ほうに出て人を見下したり、批判力も強くなります。最初から疑ってかかったり、人を利用して自分の得を優先したりします。女性の場合も、プライドや名誉欲、勝負欲が強くなりすぎて、せっかくの頭の良さが裏目にでてしまいます。